経営者プロフィール
経営者名
島田 雄左(しまだ ゆうすけ)
会社名
司法書士法人 オフィスワングループ
会社URL
事業内容
不動産登記、会社、法人登記、相続手続き等各種サポートおよびコンサルティング
会社に魅力を感じる理由
司法書士法人オフィスワングループが得意とする分野は、『民事信託』という制度である。相続対策や認知症対策の新しい解決法といわれる民事信託は、従来の遺言書や成年後見制度ではまかないきれなかった部分まで、きめ細かい対応が可能となる相続制度である。
例えば不動産等の資格を持っている高齢者が、介護が必要になったり、認知症になった場合、資産管理が非常に困難になる。そうなる前に、民事信託を活用して資産を『信託財産』とし、自身の子どもなど信頼できる家族を『受託者』に決めておくことで、状況に応じて受託者が資産の管理や処分を行えるようになるのだ。
オフィスワングループは、東京・大阪・福岡の3拠点を構える『立地の良さ』、全体の約8割が5名以下という司法書士法人の業界平均の中で、30名を超える『規模のメリット』、さらには信託分野における、九州でナンバーワンという『実績』、これら『3本の軸』を意識しながら、IPOを実現し、社会に貢献していく。
経営者に魅力を感じる理由
『人の役に立ちたい』という想いを胸に、オフィスワングループ代表である島田氏が司法書士事務所を開いたときは、文字通り右も左も分からない状態でのスタートであった。
さらに士業業界では、2002年に報酬や広告の自由化、法人化の規制緩和が行われて以降、競争が激化しており、島田氏が起業したときには、すでに市場の寡占化が進んでいた。その中で生き残るためには、他社とは違う独自性を打ち出すことが不可欠だと島田氏は感じていた。
そこからは試行錯誤の連続であった。開業2年目には郊外に路面店オフィスを開き、福岡県内でドミナント展開を検討したが、1支店あたり1名は有資格者を常駐させる必要があり、スタッフの負担増につながってしまった。
また、その翌年には『住宅相談事業』という新業態にも取り組んだが、成果が上がらず、倒産寸前まで経営が悪化したこともある。
それでも、『死ぬのも生きるのも一蓮托生』と付いてきてくれた大切なパートナーであるスタッフたちの格闘を見て、『悩んでいるヒマはない』と奮起し、島田氏は挑戦を続けてきた。