喜田社長が経営する有限会社リッツの評判レポート経営者プロフィール
経営者名
喜田 健三（きた けんぞう）
会社名
有限会社リッツ
会社URL
事業内容
美容業、美容室storia.f（ストーリアエフ）、ritz(リッツ）の経営
会社に魅力を感じる理由
美容室業界では、毎日深夜までの長時間勤務や週休１日は当たり前、立ち仕事で肉体的にもきつい反面、給料は安く、入社３年間の平均離職率は５０％以上というのが実態である。有限会社リッツで代表取締役を務める喜田氏にも、『何とかしなければ』という危機感が常にあった。
そこで、喜田氏は業務改善に着手。比較的短期間で定期的に来店するカラー目的のお客様を軸に、カラーチケット制を導入することで来店頻度のアップを図ると同時に、業務の徹底的な仕組み化によって生産性を上げ、総労働時間の圧縮を目指したのだ。
改善１年目はなかなか成果がでなかったが、試行錯誤の結果、この３年間でスタッフ１人あたりの月々の平均生産性は業界平均を大きく上回る水準まで改善。総労働時間も削減し、残業時間ゼロ、完全週休２日を達成しつつも、お客様のリピート率は７０％を超え、さらに閉店時間を２１時から１８時まで短縮してもなお、高生産性をキープできるようにまで改善した。
経営者に魅力を感じる理由
代表取締役の喜田氏は、単に労働時間を減らすだけではなく、技術の鍛錬と人間的な総合力を磨くための継続的なトレーニングを実現することこそが、業務改革の真の狙いと考えている。
そのために目的を明確に定め、スタッフたちとしっかり共有した上で取り組んだことで、品質を向上しながら作業時間を短縮するという難題を克服できた。
同時にスタッフに対しては、上司、部下あるいは先輩、後輩とのコミュニケーションを積極的に推奨し、喜田氏自身も直接面談の機会を定期的に持つことで、スタッフの心身状態の把握に努めている。
それ以前に、採用時から時間をかけ、入社前と後とのギャップを減らすとともに、教育体制を整え、入社してすぐに即戦力として活躍できる場を提供したことで、今では入社３年間の離職率は１０％を下回るほどに低下したという。
さらに、お客様の来店頻度がアップしたことで、スタッフとの結びつきがより強くなったことも、『働きがい』につながっている。
